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[本]リベルタスの寓話/島田荘司  

リベルタスの寓話
リベルタスの寓話島田 荘司

講談社 2007-10
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後書きによると、
「「リベルタスの寓話」は、これこそは筆者の提唱する二十一世紀本格の方法の範疇だと思う」
とのことだが、どうもぴんとこなかった。
挿話部分はかつての御手洗シリーズ最盛期を髣髴とさせたが、肝心の犯行設定で肩透かし感がある。新しいネタを使ってみましたよ、というような。
何より、この厚さで書き下ろしだった昔と比べてしまうと、中篇2本という構成が薄く感じられてしまう。2本の中篇も「ボスニア紛争」「民族愛」というテーマが共通としても結びつきは浅い。
このような傾向は、最近の御手洗(というか石岡になっているが)シリーズの作品のどれからも感じることだが、もう一度、渾身の力を込めた大長編を読んでみたいものだ。


暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
島田 荘司

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[ 2008/02/25 21:57 ] | TB(0) | CM(5)

[本]その数学が戦略を決める/イアン・エアーズを読んだ 

4163697705その数学が戦略を決める
イアン・エアーズ 山形 浩生

文藝春秋 2007-11-29
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「マネー・ボール」や「ヤバい経済学」の系列に属する、統計とデータマイニングを実例を絡めて紹介していく計量経済学の本。両書にもたびたび触れている。
この手の本にしては珍しく、Webサイトでの導入例も多く言及されているのが良い。サイトでいくつかのインターフェースを入れ替えてデータをとることで、どれがコンバーションが高いか実験することが米国では普通に行われているそうだ。
コンピューターの発展が大容量データの集計を楽にしたのは、自明のことだけど、Webの進展はリアルタイムの実験を可能にしているのだなあと改めて思う。
ただ、この邦題はもう一ひねり欲しかったかな。「数学」が「戦略」を決めるのではなく、「戦略」を導き出すために「数字」を解き明かすのが正しい姿だから。

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)
マイケル・ルイス 中山 宥

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[ 2008/02/04 00:14 ] | TB(0) | CM(10)
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